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2014年05月27日

国家公務員宿舎の売却スケジュールが公表されました!

つくば市から、「国家公務員宿舎売却スケジュールについて」が5/20に公表されました。
同じ日に、財務省関東財務局も、同様の内容を発表しています。

【公務員宿舎売却についての記事】


国家公務員宿舎の売却スケジュールが公表されました!
(写真は、現在解体工事中の竹園三丁目住宅111棟、112棟です。)

以前から公務員宿舎は少しずつ削減され跡地が売却されてきましたが、平成24年に新たな削減計画が公表され、市内で約2600戸、今の約7割が削減される予定になっています。
以前のブログ記事では、そんなことを2年間で実行したら学園都市の人口が急激に減ってしまうという危機感について書きました。
つくば市も同じ危機感から、「つくば中心市街地再生推進会議」という有識者と関係機関が集まった会議を開催し、ブログでも書いたように段階的な売却や、地区計画の策定後の売却などが提言されました。

国家公務員宿舎の売却スケジュールが公表されました!

今回、再生推進会議での提言を受けて売却スケジュールが公表されました。
すべての地区で地区計画を策定したうえで平成31年度までにかけて段階的に敷地を売却していく計画です。

しかし、あくまでも公表されたのは、売却スケジュールであって、退去スケジュールの見直しではありません。
予定通り退去させるのであれば、単に空き家になる期間が長くなるだけですし、そもそも24年度の計画発表後に退去を迫られて引っ越してしまった公務員も多くいます。
今さら、宿舎を時間をかけて売却すると言われても、単に財務局の仕事を平準化して、一気に土地を放出することで入札価格が暴落することを防ごうとしているだけのような気がします。

結局のところ、公務員宿舎に住んでいた人たちの流出は防げないでしょうね。
せめて跡地にできる住宅地では緑を残してほしいと思いますが、今までの実績からすると望み薄ですね。
学園地区は地価が高いので、今の緑を残してマンションや戸建てを建てたら、とても庶民に手が届かないような価格になってしまいそうです。

国家公務員宿舎の売却スケジュールが公表されました!

さて、今回写真を載せたこの街区は竹園東小学校に隣接しています。
街区すべてが解体工事中なので、このペデは工事の仮囲いに取り囲まれてしまっています。

国家公務員宿舎の売却スケジュールが公表されました!

東側はダイワハウスが発注者のようなので、戸建の住宅地ができるのでしょうか。

それにしても、この街区に住んでいた人たちは、どこに引っ越してしまったのでしょうか?
つくば市内に残っていれば良いですが、そうでなければ大きな損失ですね。

せめて、宿舎削減計画が分譲マンションの供給が多い時期に決定されれば良かったのですが、つくば市にとってはリーマンショックで売れ残ったマンションがようやく売り切れた最悪の時期でした。
愚痴ってばかりいても仕方がないので、学園都市の人口と住環境が維持されるように関心を持って市政をウォッチしていくしかありません。

ホント、総合運動公園などにうつつを抜かしている場合ではないのですが…。





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Posted by Science_City at 00:35│Comments(2)まちづくり
この記事へのコメント
さーちゃんさん、こんにちは!

財務省は1度に公務員住宅跡地を売り出すと価格が下がることしか心配していないような気がします。
ゴーストタウン化をさせないためには、退去者が入れる住宅が地区内に確保されるまで入居者を減らさないことが大事なのですが、既に後手に回り過ぎて手遅れかもしれませんね。

敷地の地区計画もどこまで実効性のある計画にできるかが問題です。
今と同じだけ緑を残すとマンションでも戸建てでも採算が取れないかもしれません。
一部ではURに賃貸マンションを建ててもらうとか、あるいはつくば市自身で市営住宅を建てるとかを考える必要がありそうです。
Posted by Science_CityScience_City at 2014年06月19日 00:42
今月15日の茨城新聞に公務員住宅の売却のことが載っていました。
入居者がどんどんと減っているため、自警団が組めなくなり、ゴミの不法投棄や空き巣などが問題になっているそうです。
住民はどこに引っ越してしまったかというと、中には牛久や土浦などに引っ越しているのも。中心部は空き物件が少ないのが原因だそうで。
このような状況を受け、市は国に売却スケジュールの延長を要請、このブログの記事に書いてあるように、
2016年(平成28年)度までの3年間から2019年(平成31年)度までの6年間に延長されました。
しかし専門家は「売却から新しい住居完成までには3年かかる。6年にしても少ない。10年は欲しい」と言っています。
そして、退去スケジュールは今のところ、そのままの2015年(平成27年)9月。
これだと、下手すると4年半もの間「ゴーストタウン」になってしまうおそれがあります。
そのため、市は退去スケジュールの延長も要請しているそうです。
あと、気になる敷地の緑ですが、今後、市がどんな地区計画を作り、規制をどうかけるかがポイントとなります。
敷地は市が地区計画を決めてから売却することになっていますから。
専門家は「(敷地の緑化率が)2割あればいい方」(現在の敷地の緑化率は5割)と。
学園都市は緑が多いというのも特徴ですから、極力残して欲しいですね・・・
Posted by さーちゃん at 2014年06月18日 00:33
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