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2022年07月12日

元総合運動公園用地は今度こそ売却して問題に終止符を!

皆様、大変ご無沙汰しております。
暑さで食欲も落ち気味な今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか?

2年ほど前から、本業が多忙になりブログどころではない状態で、すっかりブログもご無沙汰になっていました。
昨年1度だけ再開するぞ!と決心したのですが、仕事の波に襲われて実現せずに早9ヶ月経ちました。
まあ、忙しさはそれほど変わっていないのですが、気分転換がしたくなったのとブログに書きたくなるような話題ができたので、1年9ヶ月ぶりに記事らしい記事を書いてみたいと思います!

このブログでも一時は熱く議論をさせていただいた、つくば市総合運動公園問題。

※過去の総合運動公園問題関連の記事はこちら

元総合運動公園用地は今度こそ売却して問題に終止符を!

総合運動公園が白紙撤回された後に残されたのは、土地開発公社が購入したまま塩漬けになった約46haの広大な土地です。

2013年に前の市原市長の時代に突如計画が具体化し、翌年3月には66億円でURから土地購入が議決されるというドタバタでした。
しかも、総合運動公園の建設費は300億円超の巨額なもので、交通が不便な土地に1万5千人規模の観客席を持つ陸上競技場や5千席の体育館、50mプールと25mプール、フットボール場、テニスコート、多目的グラウンド、その他諸々を整備する計画でした。
当然のことながら、巨大すぎる計画に反対の声が続出し、直接請求による住民投票条例が制定され、2015年8月に反対が8割以上を占めるという結果で、9月に計画は白紙撤回されました。

土地購入からもう8年、計画撤回から7年経ちましたが、未だに旧総合運動公園用地は宙に浮いたままでした。

2016年の市長選挙で、今の五十嵐市長が総合運動公園用地のURとの返還交渉を公約に掲げて当選しました。
しかし、URが返還に応じる義務も法的根拠も無く、当然のことながら返還交渉は成立しませんでした。

2019年になり五十嵐市長は方針転換し、民間に一括売却する方針を明らかにしたものの、方針転換に唐突感があったこと、売却額が40億円程度と想定され購入額との差損が20億円以上見込まれたこと、大規模商業施設ができた場合の渋滞や筑穂地区の衰退などの懸念があったこと等により、反対の声が多数上がりました。
そのため、市議会が特別委員会を設置し、これまでに出された意見を改めて検討することとなり、売却計画は一時ストップしました。

しかし、市議会の特別委員会は方針を示せないまま、2020年に市議会選挙を迎えました。
2020年の市長選挙では、公示直前にURへの土地返還を公約に掲げて立候補を表明した酒井泉候補が2位に入ったものの、五十嵐市長が大差で再選されました。
総合運動公園用地問題の早期解決を望む市民が多いことが示唆された選挙結果でした。

2021年に、市議会の特別委員会がようやく「高エネ研南側未利用地利活用に関する提言書」をまとめて市長に提言しましたが、漠然とした内容で一言で言えば、意見がまとまらず利活用の具体案の提言に至らなかったと言ってよいでしょう。

これを受けて、再度用地の一括売却の手続きが2022年3月から始まり、土地購入額を大幅に上回る110億円で購入することを提案した「グッドマンジャパン(株)」を選定したことが、6/21につくば市から発表されたというのが、現在の状況です。

土地利用の計画としては、「データセンター、物流施設、防災拠点施設、アメニティ施設等」ということで、「アメニティ施設」がどのようなものか明らかではありませんが、おそらく地元が期待するような土地利用にはならないようです。
送電線が敷地内を通っていますので、大電力が必要なデータセンターの適地なのでしょう。
スタジアムなどを造るには大量輸送機関がなく不便な立地ですが、国道408号に面しているので車でのアクセスは良好ですから、物流施設にも適地ですね。
店舗の延床面積の合計が3千平米以内ということが条件になっていますので、心配されていた筑穂地区の商業施設に与える影響は少なそうです。

あと心配なことは、どの程度の緑地が残されるかという点でしょうか。
つくば市内でまとまった平地林は非常に少なくなっていますので、可能な限り残してほしいと思います。

以前は、私はこの土地の一括売却には反対でした。
国道408号沿いに道の駅のような施設と、小規模な陸上競技場を造って、残りは高崎自然の森や豊里ゆかりの森のような自然豊かな公園になればいいと考えていました。

しかし、まとまった土地があると大規模な施設を造りたくなるのが人間の性なのか、税金をあてにした土地利用計画が浮かんでは消えを繰り返していましたし、市議会も意見がまとまらず具体的な利用計画を提言できないまま2年を浪費しました。
また、前回の市長選を見ていると、前市長に近い人が市長になることがあれば、再び総合運動公園計画のような大規模施設の計画が復活する可能性が高そうです。
せっかく土地があるからという本末転倒な事業が行われる可能性を無くすには、もはや土地を売却するしかないという結論に達しました。

これで、ついに総合運動公園問題も終止符!となってほしいところです。

…が、旧総合運動公園用地の売却を阻止するために、前回の市長選に立候補されていた酒井泉氏がリコール運動を開始するとのことです。(NEWSつくばの記事より)
リコール運動の目的を見ても、単なる前回の市長選のリベンジでは?と見えてしまいますが、まだ一波乱があるのかもしれません。
リコール運動については、また時間が取れれば記事にしたいと思いますが、あまり共感が得られないのでは?というのが率直な感想です。


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この記事へのコメント
今度こそ
https://www.city.tsukuba.lg.jp/jigyosha/machinami/atochi/1003132.html
30日以内に全額
https://newstsukuba.jp/40325/30/08/
Posted by 終止符 at 2022年08月31日 17:16
橋田スマホさん、大変ご無沙汰しています。

記事アップの直後にコメントをいただいて、こちらこそうれしいです。
元総合運動公園用地の売却は、だんだんと批判できる点が少なくなってきて、もはや手続き論だけになっています。
しかも、売却せずに残した土地はどうするの?という点になると、不明確です。

土地を土地開発公社が所有したままにしておくと、もし市長が交代したときにはまた総合運動公園的な計画が浮上してくるかもしれませんから、この際売却してしまう方がつくば市のためになると思っています。
Posted by Science_CityScience_City at 2022年07月19日 02:19
久しぶりの記事更新うれしいです!

110億円もあれば、これまでの維持費も含めてお釣りがくるでしょう。
助かった!大賛成です。

ずっと市内に住む予定なので、財政が傾くのは困ります・・・

実は、私も変なチラシが何度も家に投函されてます。
「市議会の議決を経ずに決めたから民主主義の軽視」とかいう奴です。

そんな高尚な事は国会でやって欲しい。
つくば市に40億円以上の売却益をもたらす以上の対案があるなら別ですけどね。
Posted by 橋田スマホ at 2022年07月12日 08:12
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