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2013年04月04日

筑波研究学園都市の公務員宿舎2500戸が廃止!

茨城新聞に公務員宿舎の大規模廃止の記事が出ていました。
http://ibarakinews.jp/news/news.php?f_jun=13647434675453

2500戸ということなので、大部分の公務員宿舎が廃止になるようです。

筑波研究学園都市の公務員宿舎2500戸が廃止!
(写真は、並木公園から見た公務員宿舎)

筑波研究学園都市らしさは、車を気にせず歩けるペデ網と、緑豊かな土地利用がつくっていると感じていますが、公務員宿舎が一気に2500戸も無くなれば、1万人近い人口が学園都市地区から流出してしまいます。
この新聞記事にも書かれているように、学園都市は民間が所有している土地が少ないので、公務員宿舎を追い出されても同じ学区で引っ越すことは難しいので、市内の少し離れた地区に住む羽目になると思われます。

しかも、公務員宿舎の立ち退きが終わって土地が売却されて新たな住宅が建つまでは、ほとんど無人に近い地区が出てくると思われます。
今みたいに少しずつ売却されているうちは良いのですが、一時的にでも中心部の人口が激減してしまうと、西武やQ'tの経営が傾いてしまうかもしれません。
2年という短いスパンではなく、徐々に立ち退いて順番に民間に売却し、それ以前に売却された土地に建った住宅に立ち退いた住民が住めるような配慮によって人口を維持し、学園都市が衰退しないようにすることが必要ではないでしょうか。


また、マンションにしろ戸建にしろ、民間開発にすると目いっぱい土地を有効活用してしまうので、木々や草花はほとんど無くなってしまう可能性が大です。
公務員宿舎跡地のマンションはいくつかありますが、どれも見る影がないほど木が切られ、敷地ギリギリまで建物が建っているような状況です。

TXの開通前後にマンションブームが起こった時に、学園都市地区には都市計画法の高度地区を導入して高さ制限をかけましたが、既存の緑地を守る場合には制限を緩和するような方策が必要ではないかと思います。
敷地をゆったり使って昔からの木々を残したタワーマンションであれば、近隣の住宅への影響も小さいですし許容範囲ではないでしょうか。
高さ制限をかけて、土地全部を低層の建物と駐車場に使われるより、緑豊かな土地の真ん中に立つタワーマンションの方が好ましいというのが私の考えです。

研究学園地区にとっては、住民が増える要素が出てきますが、学園都市あっての研究学園だと思いますので、共存共栄であってほしいと思います。


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Posted by Science_City at 23:59│Comments(14)まちづくり
この記事へのコメント
appdさん、こんにちは!

つくば駅前の衰退に公務員宿舎の廃止は大きく影響していると思います。
廃止後も必ずしもつくば市に残った人ばかりではありませんし、研究学園駅周辺に引っ越した人も多いです。

TXができて、筑波大学や研究機関に勤務していてもつくば市内に住んでいない人が増えたので、ある程度公務員宿舎の廃止は必要だったと思いますが、あまりにも一気に廃止したのが問題だったと思います。
Posted by Science_CityScience_City at 2020年09月22日 15:46
公務員宿舎は耐震基準を満たしていない古いものばかりで、立て替えはこのご時世では厳しいでしょうから、仕方ない流れかもしれませんね。

大した給料貰ってない研究者を含む公務員から福利厚生を削ってもいい結果にはならないと思いますが、目先の費用削減パフォーマンスは効果ありますから行われるのでしょうね。
国の機関があってこその学園都市だということを忘れないで貰いたいですね
Posted by appd at 2020年07月31日 13:04
R.H.さん、こんにちは!

つくば市中心部の緑地率の高さは、公務員宿舎と公園で成り立っていましたから、大部分の公務員宿舎が無くなってしまうと、緑地も無くなってしまうのが大変残念であることは同感です。

ただ、
>国や県の役人たちがリベート狙いで、公務員宿舎の民間売却を目論んでいるのです。現在、日本中で公務員宿舎の売却が進んでいますが、全てはこの理由によるものです。
…と書かれていますが、根拠があって書かれていますでしょうか?

公務員宿舎の廃止・売却は、自民党政権が行政改革の一環で全国的にスタートし、その後の民主党政権が更に加速したという経緯があります。
国有地を財務省が売却しているだけですから、そもそも県の職員がリベートを受け取る根拠がありませんし、勝手な憶測ではないでしょうか?
Posted by Science_CityScience_City at 2019年06月14日 01:37
80年代に卒業した、元筑波大生です。入学から約40年が経ちました。

住んでいたのは、大学方面でした。大学の近くには、買い物ができる所が少なく、竹園の公務員宿舎がうらやましかったですね。わずか3畳の学生宿舎と違って、公務員宿舎は広かったですから。

筑波の学園都市は、国が主導した緑を重視した設計になっています。私が在学していた頃は、開学から数年であった為、植樹された緑の丈が低かったのですが、卒業する頃には、立派な街路樹に成長していました。

2012年に訪れた時には、緑が成長し、本当に立派な学園都市になっていて、日本で初めての計画都市に誇りすら感じたものです。

それが解体&伐採とは・・・絶句ですね。学園都市のコンセプトが完全に否定され、街を破壊する行為と言えるでしょう。

要は、国や県の役人たちがリベート狙いで、公務員宿舎の民間売却を目論んでいるのです。現在、日本中で公務員宿舎の売却が進んでいますが、全てはこの理由によるものです。

この間の同窓会では、次は筑波でやろう、という事になったのですが、緑の無くなった筑波には行きたくないですね・・・残念です。
Posted by R.H. at 2019年06月09日 14:09
ぼちぼちさん、こんにちは!

並木地区は比較的宿舎が残されるようで、戸建と高層の単身寮(?)は大部分が取り壊されて宅地として売られていますね。

なるべく緑は残してほしいところですが、財務省が宿舎跡地を売却する時は建物ごと売却するので、解体費用を開発者が負担する必要がありますし、どうしても目いっぱい宅地やマンションとして利用することになってしまうようです。

地区計画で緑地の面積を大きく取るように決めればいいのですが、そうすると一筆あたりの土地の面積を広く取る必要があり価格が高くなりすぎるようです。

結局のところ、今まで住人の努力で維持されていた公務員宿舎の緑を誰がコストを負担して残すのかが課題ですね。
Posted by Science_CityScience_City at 2015年12月30日 01:19
始めまして。
この3月まで並木地区に5年間住んでいた者です。
家族の転勤で今は遠方に住んでいますが、たまにつくば市の動向が気になっており、こちらのブログを拝見するようになりました。

3月まで住んでいたのも公務員宿舎でしたが、確かに築40年近いだけあって冬は寒いし夏は暑いし、お風呂は狭いしトイレはあちこち壊れているし、台所はサビだらけだし……と一見デメリットばかりでしたが、並木周辺の景観のよさ、特に南側に向いた窓のおかげで、成田方面を見ると行き来する飛行機が見えるのがとても楽しかったです。

上の方のレスでも書かれておりますが、公務員宿舎エリアはどこも木々や畑の管理など住人任せですよね。
駐車場の線はいつまでたっても引き直してもらえませんでした(5年間要望していたのに!)

足元の雑草については春と秋にシルバー人材?の方が雑草刈りには来てくれていましたが、畑や木々の剪定は放ったらかし。

休日に畑をやるのが趣味な住人さんがいれば宿舎前の畑は比較的手入れされているものの、木から落ちた大量の落ち葉などは誰かがまとめたり掃いたりしなければそのままで、いつも並木SCまで抜けるときに足元に苦労しました。
(でもちょっと童心に返って抜け道気分で歩いてましたが(笑))



3月に私達一家が退去した時点では、同じ棟に住む方は5世帯/18部屋、隣の棟は4世帯/18部屋でした。
おそらく今はもっともっと寂しい事になっているのかもしれませんね。


私が住んでいた宿舎も来夏廃止になるそうで、そうすると次の所有者が見つかるまではあのまま荒れ果ててしまうのかな、と寂しく思っています。

ただ、マンションを建てるにしろ分譲地にするにしろ、今残っている木々や生垣などは活かしてもらえないかな、と密かに願っています。

夜は街灯もないので冬場などは夕方歩くのも怖いんですけどね。
それでもあれはあれで味のあるスペースだったなあ、と思うのです。

もしあそこが木も生垣も全部更地にされて、よくある住宅地になってしまったら並木の良さが失われてしまいそうな気がします。


数年後つくば市に戻る予定がありますが、出来ればまた並木地区に住みたいと思っているので、「新しいけどちょっと懐かしさの残る」街並みである事を願うばかりです。

まとまりのない文章で失礼しました。
これからも更新を楽しみにしております。
Posted by ぼちぼち at 2015年12月21日 16:33
元学園並木住民さん、こんにちは!

公務員宿舎の敷地は、すごく緑が多い反面、除草や剪定を事実上住民に任せた形になっているので、管理しきれずかなり荒れていますね。
防犯上の問題がありそうなところもあります。

一方、民間に売却したところは、マンションにしろ戸建にしろ、ことごとく木々を切ってしまい、航空写真を見ても民間開発地と公務員宿舎の敷地が一目瞭然なほどです。

一応つくば市では地区計画をつくって緑を残そうとしていますが、規制が緩すぎてあまり機能していない気がします。
管理が行き届く程度に緑を残すということはできないものかなと思いますね。
Posted by Science_CityScience_City at 2015年11月02日 15:39
つくば市になる直前まで学園並木に住んでいました。(移り住んだ直後は小学生でした)
blog「研究学園の生活」の記事で遠く離れた場所でもつくばの発展を伺い知れるので重宝しております。

学園並木地区に移り住んだ直後は「長靴と星空」に出てくるシーンさながらの状況でしたが、低層住宅とゆとりある敷地に広い空を満喫できました。
元々存在した樹木以外の木々は植えられた直後ですべてが水銀灯以下の高さでした。
311震災の直後に決定された公務員宿舎廃止の報を受けて、以前住んでいた地区を20年数年ぶりに訪れてみると予算削減のせいか手入れがされておらず伸び放題の雑草に樹木の枝、そしてデュオヒルズ並木の違和感…民間が開発するとここまで景観をダメにするのだと実感しました。
学園並木を縦断する遊歩道は夜になると静かなものでしたが、並木公園を過ぎるとデュオヒルズの換気の音が響き渡り秋の夜長に窓を少し開けて…などという落ち着いた光景は昔のものになっていました。

2年ほど前に並木公園の傍に建つ10階建ての単身寮のうち南側の2棟が解体されましたが、その後にできたのは分譲宅地。
グリーンベルトという概念は一切なく、ひたすら家を詰め込む区画での分譲。
民間は利益を出さなければならないのは理解できますが、先に売却された並木2丁目の分譲住宅地と同じ1戸建て住宅が密集した単なる分譲住宅地になってしまうのでしょう。

公務員宿舎は浴室も狭く、白いプレハブ式の宿舎は音も響くし外気の寒暖差が室内に直接影響する住みやすい建物ではありませんでしたが、ここに移り住んで育った人達が大勢いるのは確かです。
街は変わっていくものですが、遊歩道と公園しか残らず他は全て分譲マンション・住宅だけとなって面影の一つも残らないのは寂しい限りです。
少しでも昔の面影を残した上で、これから住む「主役」の方々にも良い土地だったと思って貰えるような開発が進むことを願うのみです。
(思い入れだけしか残っていない元住民の愚痴を長々と書いてしまいました)
Posted by 元学園並木住民 at 2015年10月20日 15:38
あ さん、こんにちは!

つくば市の街づくりを考えるうえで、今まで中心部に住んでいた公務員(多くは大学や研究所に勤務)にいかにつくば市に住み続けてもらうかは大事なことだったと思うのですが、対策を打つ前にかなり流出してしまったのが残念です。

学園都市を初期から支えた住民さんをもっと大事にすべきだったと思うのですが…。
Posted by Science_CityScience_City at 2015年06月21日 12:55
外廊下が無い宿舎は、郵便受けの近くと各戸の前に蛍光灯があって、切れると⚪️✖️さんちに行って貰ってきなさい(多分、その時の当番の班長の家)と言われ、そのあと食卓の椅子を持っていって交換しました。管理人なんていません。
芝生も草刈りが日常的になかったので膝上くらいまで雑草が伸びてました。
電源室がダウン?した時もあった。両親の世代は東京で育ち、入省してツクバにきて、大変な不便・不遇を感じただろう。あの世代の忍耐が、今のつくばの底辺にある。筑波研究学園都市は、学園地区の住民の頑張りで成り立っていた。学園と呼ばれていた地区こそ、ツクバ・筑波だった。
Posted by あ at 2015年06月15日 00:12
akiraさん、こんにちは!

私の趣味の1つがペデネットワークを散歩することです。
特に、この季節は新緑の下を歩くのは本当に気持ちいいです。

竹園や吾妻、並木などマンションが建ったブロックを見ると、見るも無残に木が切られてしまっています。
まだ周囲の公務員宿舎がそのままなのでカバーできていますが、その宿舎も売却されてマンションや戸建て住宅になったら、緑の少ないただの新興住宅地になってしまうでしょうね。

公務員宿舎も安普請なのか、外壁の汚れが目立ちますし、住んでいる方に聞くと結露や隙間風がひどくて、昔は安い家賃だったので我慢できたが、どんどん値上がりしてメリットがなくなってきたと聞きます。
確かに、家賃が高くなったら、自分たちで草刈りしたり、共用廊下の蛍光灯を取り替えたりするような宿舎に住む意味がないでしょうね。

だから、リフォームだとちょっとスペックが足りない気がしてしまいます。
Posted by Science_CityScience_City at 2014年05月25日 01:32
自分もあのコンクリートの団地で育ちました。
小さい時には『桜ニュータウン』に住めない劣等感を学校で感じていましたが、外に出てから思うのは、あんなに良い環境は無かったなと思います。

とにかくあの辺の団地は緑、緑、緑で、さすが国がお金を掛けただけあるなぁと思っていました。

並木の野球場や公園も森のなかにあるみたいですよね。

並木中学前(ロイヤルコーポ前?)に民間のマンションが出来た時に、森のように木が生い茂っていた所に、突然どーんと高層の建物ができた時には違和感しかありませんでした。

まだあの団地群もリフォームすれば住めると思うんですけどね。。。

また40年前のように新しい世代に安く貸せれば賑やかになりそうですね。
Posted by akira at 2014年05月23日 23:34
オオカワさん、こんにちは!

以前、公務員宿舎にお住まいだったのですね。

公務員宿舎の廃止は、職員の減少などもあって必要なことだとは思いますが、急いでも良いことはないと思っています。
今回の大量廃止は、国家公務員叩きの一環で、槍玉に挙げられてしまった感があります。

公務員もその地域の住民には違いなく、一気に移転させればその地域の衰退につながることが理解されなかったのかなと思います。
特につくばのように公務員宿舎が集中している地域には深刻な問題です。

つくば市も当然問題意識を持っているようで、最近出された「つくば中心市街地再生推進会議」の報告では、この記事に書いたようなことが提言されていました。

ただ、つくば市の弱点は、国家プロジェクトとして造られた研究学園都市の宿命で国の政策に左右されるということで、つくば市自体が努力して実現できることが限られていることです。
今回の提言を受けて、国・県と連携して緑豊かな街並みが維持されることを願っています。

たぶん、つくばの大部分の人の思いは同じだと思いますので、これからの中心市街地再生の動きを見守っていきましょう!
Posted by Science_CityScience_City at 2014年02月25日 02:04
こんにちは、
小さい頃つくばの公務員宿舎で育ったものです。

中学生の時、引っ越した先で
辛いことがたくさんあったこともあり、
それはそれはつくばの学園都市に思い入れがあります。

育った町の公務員宿舎でも整理が続き、
同級生の住んでいた区画は整理をされ、
今は住宅が建っています。
私の住んでいた宿舎も時間の問題なのかなと思います。

ここからは願いですが、
なくなってしまうことは時代の流れでも、
つくばの大事にしてきた街づくりは大切にしていって欲しいです。

緑地を守る制限、大賛成です。
公務員宿舎はなくなってしまっても、
一緒に育った大きな木々や花壇や広場や道、
区画や景観だけでも残っていてくれたら、
また、いつでも見に行けるという希望が持てます。
(引っ越してからも丸1日掛けて何度か見に行っています。)

あくまで願いですが、そこで育った身としては切実です。
Posted by オオカワ at 2014年02月24日 15:58
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