研究学園の生活

2010年につくばジャンクションからつくば中央インターチェンジまで開通した圏央道（首都圏中央連絡自動車道）は、今後東北道、関越道とつながる予定です。
東北道までの区間の開通目標は、「2014年度以降」となっています。
どんなに先に延びても「以降」で済んでしまうので、もはや目標でもなんでもないと思いますが、一応2014年度を目指していましたものの遅れる見込みということのようです。

その理由は、用地の買収が難航していることのようで、あと数%の用地が買えないために、今後土地の強制収用も使えるよう「事業認定」の手続きも済ませています。
これを見ると、万博公園駅の西側から水海道インターチェンジ（仮称）にかけて、未買収地が残っているようです。

そんなわけで、最近の工事状況がどうなっているか、見てきました。
まず、万博公園駅の西側、谷和原学園通り（県道45号バイパス）との交差地点では、買収済みと思われる土地の伐採や草刈りは済んでいるものの、具体的な工事が進んでいるようには見えませんでした。
やはり未買収地が残っているので、この辺りは着工に至っていないようです。

次に、新都市中央通り（県道19号バイパス）との交差地点に行ってみました。
ここでは、両側に高架橋の橋脚が完成しておりますが、桁は未着工でした。
TXの線路の西側は工事がされていないようです。



万博記念公園の南側では、ボックスカルバート（箱形のトンネル状の構造物）が完成済みでした。
単独で建っていると妙な構造物ですが、完成時には前後に土を盛って土中に埋まる形になります。



さらに東側、つくば中央インターチェンジまでの間は、高架橋の橋脚がたくさん建っていましたが、やはり桁は全く架かっていませんでした。



この分では、まだまだ開通は先になりそうです。
東北道や関越道まで圏央道で出られれば、かなり楽になるのですが。