2014年09月26日
TXの高架橋にみる自動車研究所のテストコースの名残!
五斗蒔 二六さんのブログ「アド街っく研究学園」の「研究学園の日本自動車研究所テストコースの面影」を見て、「そういえばTXの高架橋にテストコースの名残があったな」と思い出して、見てきました。

場所がわかりづらいですが、この写真はつくば市役所の南側の高架橋です。
左奥に見える高架橋の間隔と比べて、ここだけ橋脚と橋脚の間隔が随分開いているのがお分かりでしょうか?
場所がわかりづらいですが、この写真はつくば市役所の南側の高架橋です。
左奥に見える高架橋の間隔と比べて、ここだけ橋脚と橋脚の間隔が随分開いているのがお分かりでしょうか?
実は、広く開いた橋脚と橋脚の間をテストコースが通っていたのです。

TXの開通直前の航空写真を見ると、自動車研究所のテストコースを高架橋が跨いでいるのがわかります。
テストコースの左側にも、橋脚の間隔が開いているところ(左の赤丸内)がありますが、ここには現在葛城西線(勝手名称「テーダ松通り」)が通っています。

この写真は、研究学園駅そばのマンション「サーパスつくば研究学園」を南から見たところです。
ここも、高架橋の下をテストコースが通っていました。

橋脚と橋脚のスパンが広いことを利用して、今は駐輪場として利用されていますが、ここがテストコースだったわけです。

昔の航空写真を見ると、駅前公園と葛城川調節池の間を通る通り(勝手名称「千本桜通り」)は、まさにテストコースとの跡を通っているわけですね。
今は南側がT字路ですが、昔はそのままテストコースとが南に続いていたことになります。

上が全体の航空写真です。(自動車研究所の本館に展示されている写真です。)
TXの高架橋は、テストコースが使われている頃から工事が行われていました。
そのため、テストコースを避ける形で高架橋を造る必要があり、今となっては「なぜ、ここだけ橋脚の間隔が広いのだろう?」と疑問を持つような形になっています。
10年ほど前の話ですが、研究学園が発展してきて、今となっては想像が難しい風景になってきましたね。
TXの開通直前の航空写真を見ると、自動車研究所のテストコースを高架橋が跨いでいるのがわかります。
テストコースの左側にも、橋脚の間隔が開いているところ(左の赤丸内)がありますが、ここには現在葛城西線(勝手名称「テーダ松通り」)が通っています。
この写真は、研究学園駅そばのマンション「サーパスつくば研究学園」を南から見たところです。
ここも、高架橋の下をテストコースが通っていました。
橋脚と橋脚のスパンが広いことを利用して、今は駐輪場として利用されていますが、ここがテストコースだったわけです。
昔の航空写真を見ると、駅前公園と葛城川調節池の間を通る通り(勝手名称「千本桜通り」)は、まさにテストコースとの跡を通っているわけですね。
今は南側がT字路ですが、昔はそのままテストコースとが南に続いていたことになります。
上が全体の航空写真です。(自動車研究所の本館に展示されている写真です。)
TXの高架橋は、テストコースが使われている頃から工事が行われていました。
そのため、テストコースを避ける形で高架橋を造る必要があり、今となっては「なぜ、ここだけ橋脚の間隔が広いのだろう?」と疑問を持つような形になっています。
10年ほど前の話ですが、研究学園が発展してきて、今となっては想像が難しい風景になってきましたね。
Posted by Science_City at 01:14│Comments(5)
│まちづくり
この記事へのコメント
地理院地図の標高・土地の凹凸モードで見ると以前の地形が明確に見えるので面白いですよ。
Posted by あ at 2022年05月14日 17:22
ソルジャーさん、こんにちは!
葛城西線は、飛行場の跡なのですか!
自動車研究所のテストコースの前に、そんな歴史が隠されていたとは!
谷田部の農林研究団地が軍の飛行場の跡地とは聞いていましたが、ここにも飛行場の跡地があったとは知りませんでした。
道標の時もそうでしたが、ソルジャーさんは歴史に詳しいですね!
葛城西線は、飛行場の跡なのですか!
自動車研究所のテストコースの前に、そんな歴史が隠されていたとは!
谷田部の農林研究団地が軍の飛行場の跡地とは聞いていましたが、ここにも飛行場の跡地があったとは知りませんでした。
道標の時もそうでしたが、ソルジャーさんは歴史に詳しいですね!
Posted by Science_City
at 2014年09月28日 01:25

nakさん、こんにちは!
テストコースのバンク部分は、ほんの一部だけ南の方に残っていましたね!
西大橋葛城線から見えるところにあって、案内板も設置されているのが見えました。
たぶん、一般公開の時には近くまで寄ることができそうなので、1度見に行ってみたいです。
イーアスの西にある学園の杜公園は、まさに旋回試験場の西側の部分に当たっていて、試験場の端に植えられていた桜並木が、そのまま公園の桜並木として活用されていますね。
↓以下の記事で紹介しました。
http://sciencecity.tsukuba.ch/e224359.html
駅前公園もそうですが、元の池や木々を残した計画は素晴らしいと思います。
テストコースのバンク部分は、ほんの一部だけ南の方に残っていましたね!
西大橋葛城線から見えるところにあって、案内板も設置されているのが見えました。
たぶん、一般公開の時には近くまで寄ることができそうなので、1度見に行ってみたいです。
イーアスの西にある学園の杜公園は、まさに旋回試験場の西側の部分に当たっていて、試験場の端に植えられていた桜並木が、そのまま公園の桜並木として活用されていますね。
↓以下の記事で紹介しました。
http://sciencecity.tsukuba.ch/e224359.html
駅前公園もそうですが、元の池や木々を残した計画は素晴らしいと思います。
Posted by Science_City
at 2014年09月28日 01:21

跡といえば西側は葛城飛行場ですね
テストコースも滑走路跡に沿った形で作られたので
北が飛行機からの目印の筑波山になっています
テストコースも滑走路跡に沿った形で作られたので
北が飛行機からの目印の筑波山になっています
Posted by ソルジャー at 2014年09月26日 08:40
このテストコースは造成に伴って街中からはなくなりましたが、研究所敷地内で10mぐらいだけ“モニュメント”のようにバンクが残っています。西大橋葛城線が土浦学園線とぶつかる交差点の手前の敷地内です。現地に行けばフェンスの外からも見えたはずです。
あと、テストコース上の旋回試験場だった部分が今のイーアスに相当するところですね。その一番西側にでっぱた部分がイーアス西側の公園にあたるようです。試験場だったころの地形はわかりませんで、当時の名残のある公園デザインになっているのでしょうか。
あと、テストコース上の旋回試験場だった部分が今のイーアスに相当するところですね。その一番西側にでっぱた部分がイーアス西側の公園にあたるようです。試験場だったころの地形はわかりませんで、当時の名残のある公園デザインになっているのでしょうか。
Posted by nak at 2014年09月26日 03:57
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