研究学園の生活

「つくばであれこれ」のl-supportさん、「ツーキニストANCHOR」のANCHORさんが、研究学園で立て続けに自転車泥棒の被害に遭われました。
研究学園や学園の森あたりで、自転車を盗まれたとか、車上荒らしに遭ったとかという話を結構聞くので、どのくらい犯罪が発生しているのか調べてみました。

茨城県警では、県内市町村ごとの犯罪種類別の発生率を公開しているほか、「市町村犯罪マップ」という町名・大字ごと、犯罪種類ごとの発生件数を閲覧できるマップが公開されています。


※市町村犯罪マップからの画面キャプチャ
　（平成28年　自転車盗の発生件数の分布　…　青より赤が件数が多く、色の濃い方が多い）※3/29追記

これを見ると、衝撃的な事実がわかりました。

たぶん、平成28年の発生件数は1月か2月までの件数が入っているのだと思うので、大した件数はありませんが、それでも自転車盗は学園の森2件、研究学園2件、学園南5件が発生しているほか、春日で7件、天久保で10件、吾妻で11件、竹園で7件と中心部で比較的多く発生しています。

さらに、平成27年の1年間の発生件数を調べてみました。
なんと、学園の森では平成27年の1年間で、428件もの自転車盗が発生していました。
学園の森ほどではありませんが、春日、天久保、吾妻、竹園でそれぞれ20件以上の自転車盗が発生していました。

平成26年も、学園の森では324件もの自転車盗が発生していました。
さらに調べてみると、学園の森は平成26、27年と刑法犯の認知が茨城県で最も多いという不名誉な記録を作っていました。
ひたち野うしくとか、竜ケ崎ニュータウンのような比較的新しい開発地の犯罪が多い傾向にありますが、中でも学園の森は飛びぬけて犯罪が多いです。

今年の2月末までの発生件数を見ると、これは町名・大字までは区分されていないデータですが、つくば市は県内で自転車盗の発生率が最も高い市町村になっています。
発生率が高いだけでなく、発生件数が前年比で84.5%も増加しています。

また、自転車盗だけでなく、自動車やバイクの盗難件数も比較的多いようです。
被害の傾向からすると、雨が降った時に足代わりに盗むタイプの泥棒ではなく、高級車を狙って換金するタイプの泥棒が多いようですね。
人気車種に乗られている方は、特にご注意された方が良さそうです。