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2014年03月12日

【幻の新交通システム(2)】土浦高架道は万博の置き土産!

幻に終わった、つくばセンター~土浦間の新交通システム構想の名残を探るシリーズの第2弾です!

【第1弾の記事】




今回は、土浦駅側から見てみたいと思います。
こちらは、東口(霞ヶ浦口)です。



土浦駅東口は、科学万博つくば'85の時に会場に向かうシャトルバスのターミナルの1つでした。
私がつくば博に来た時には、行きは万博中央駅(今のひたち野うしく駅)から連接車体のシャトルバスに乗り、帰りは土浦駅に出ました。
その時の記憶は全く残っていないのですが、ここに降り立ったはずです。

新交通システムも、ここを起点にする構想だったようです。



駅のすぐ脇から高架橋に上がり、常磐線を跨ぎます。
この道路、正式には「土浦高架道」と呼ぶようですが、「土浦ニューウェイ」という愛称もついているようですね。
ちなみに、wikipediaの「土浦ニューウェイ」についての記事はかなり間違っていて、新交通システムの転用ではなく、新交通システムとしても使えるように計画された高架道路というのが正確であるようです。

常陽新聞の昔の記事を読むと、もともと新交通は土浦学園線から田中町で右に曲がらずに亀城公園の方に向かうルートを想定していて、田中町から土浦警察の脇を通る4車線道路は、新交通が通る空間を確保する目的もあったようです。
また、wikipediaでは大型乗用車(路線バスを除く)が通行禁止と書かれていますが、実際は禁止標識が見当たらないですし、そもそもwikipediaの載っている写真にも、大型貨物車と歩行者・自転車・二輪車等の通行禁止標識しか写っていません。
wikipediaが必ずしも当てにならないという例の1つですね。



つくば博の時には、シャトルバスが数分おきに走っていたのでしょうが、今は高架道を走る車も疎らです。
雪が降ったり、凍結したりすると、あっさり通行止めになります。



こちらがつくば方の出入口です。
土浦学園線の学園大橋(国道6号土浦バイパスとの交差地点近く)のところです。
ここから高架道に入ったら、土浦駅東口まで出ることはできません。
せめて西口に降りられれば、もう少し使い勝手が良いのですが…。



※ここからは、2年ほど前の写真ですので、今は状況が変わっている可能性がありますので、ご了承ください。



この高架道の途中で車が降りることはできませんが、バス停が3か所あり乗り降りできます。
ここは、そのバス停の1つです。
駅みたいな雰囲気で、将来の新交通システム化を考慮した雰囲気が伝わってきます。



ちょうど国道125号の上あたりで、「川口町」という名前のバス停です。
ここは土浦の中心街に位置しますが…。



バスはわずか1日1本しか停まりません。
利用者はいるのでしょうか…?



しかも、バス停へは階段のほかに、エスカレーターまでついている豪華な仕様になっています!
(もちろん、現在では動いていなくて、立ち入りができないようになっています。)
ホントに駅みたいですね。



階段やエスカレーターを降りると、歩道橋に直結しています。



さらに下に降りる通路にも、エスカレーターがついています。
(もちろん、これも立ち入り禁止になっています)

一時期は、1時間に何本かバスが停まりましたが、花室トンネルと同様、今ではこのような惨状です。
普通の利用者は、わざわざ高架道へ上り下りするより、地上のバス停を利用するのでしょうね。
完全に計画倒れに終わってしまっています。

川口町自体も、土浦の繁華街だったのに、最近では人通りがだいぶ減ってしまいました。
昔は土浦駅近辺には京成百貨店、小網屋、西友、丸井、そしてイトーヨーカドーなどたくさんのデパートがありましたが、全部なくなってしまいました。
イオンモール土浦ができて、とどめを刺された感じです。

つくば市民が土浦に出る必要がほとんど無くなった今となっては、この道路が新交通システムに改造されるなど、夢のまた夢でしょうね…。
万博の勢いで造らなくて本当に良かったと思います。
もし造ったら、300億円以上をかけたのに、わずか15年で廃止になった「ピーチライナー」のように、あっという間に廃止になっていたでしょう…。



TXを土浦に延ばそうという期待もあるようですが、バスと鉄道の違いがあるとはいえ、投資に見合うお客さんがいるとは思えないですねぇ。
でも、つくばと土浦が合併したら、新しい市の一体感を出すためとかいう名目で、TXや新交通の話が復活しそうで怖いです…。


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※3/13 「高架橋」→「高架道」に修正しました。


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この記事へのコメント
革洋同さん、こんにちは!

紹介していただいた記事を読みました。
雰囲気がちょうどマッチしたシーンに使われるようですね。

最近は、つくばも土浦も、街おこしとしてフィルムコミッションに力を入れています。
自分の身近な場所がテレビや映画に出るのはうれしいものです。
Posted by Science_CityScience_City at 2015年05月29日 09:12
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150524-00000516-san-movi
ニューウェイ下の商店街が北野映画に出るようですね
Posted by 革洋同 at 2015年05月25日 23:29
革洋同さん、はじめまして!

ブログの記事を拝見しました!
ネットには載らないような古く専門的な文献にきちんとあたっていて、深い記事でした!

構想されていた新交通システムの路線図も掲載されていて、今まで知らなかった情報を知ることが出来ました。
おかげさまで、勉強になりました。

こちらこそ、ありがとうございました。
Posted by Science_CityScience_City at 2015年05月07日 02:26
はじめまして
私のブログで土浦ニューウェイについての記事を書く際に、貴兄の記事を参考にさせていただきました。ありがとうございました。報告と御礼まで。
http://kakuyodo.cocolog-nifty.com/blog/2015/04/kusa_yoshi-fdf3.html
http://kakuyodo.cocolog-nifty.com/blog/2015/05/post-d5c0.html
http://kakuyodo.cocolog-nifty.com/blog/2015/05/post-85e8.html
Posted by 革洋同 at 2015年05月04日 09:43
さーちゃんさん、こんにちは!

情報をありがとうございます。
牛久土浦バイパスも東大通りまでできて、後が続かないと思ったらようやく新規事業化されるのですね。
中村陸橋下交差点で土浦バイパスと直結すると、荒川沖周辺の渋滞も緩和されるでしょうね。

ただ、あの交差点は構造が複雑すぎて、信号の待ち時間が多すぎるのが問題です。バイパスを通過する分には信号はないですけれど…。

南側が県道谷田部牛久線までというのも、問題ですね。
県道は細いので、あそこが一時的にでも終点になると、大渋滞を引き起こしそうです。
まぁ、バイパスが全線必要であることを宣伝して残りの区間の事業化につなげる作戦なのかもしれませんが…。
こちらの区間は、道路の拡張というよりも、既存の道路は側道のような扱いになるのだと思います。

茨城県内の道路は、圏央道と東関東道(潮来~鉾田)に予算が優先配分されているので、なかなか牛久土浦バイパスの事業は進みませんね。
もっとかわいそうなのは、千代田石岡バイパスですね。
大規模な遺跡が見つかって発掘調査をしているのが大きな原因ですが、いったい何年事業が止まっているのでしょう…。
Posted by Science_CityScience_City at 2014年03月19日 01:19
一応、道路関係ということで、こちらの記事を。


http://ibarakinews.jp/news/news.php?f_jun=13948934770242
土浦の国道6号の合流地点は、あの国道354号(旧国道6号)との
分岐地点になりますね。
問題は谷田部牛久線~国道408号間ですね。
ここは一部の区間に既存の道路がありますから、
そこをどう拡張していくかがカギでしょうね。
Posted by さーちゃん at 2014年03月17日 23:09
さーちゃんさん、こんにちは!

東京メトロは、もう新線は造らないと明言しているそうですね。
TXみたいに自治体が出資して作る覚悟がなければ、絶対に実現しない路線でしょうね。

野田市は東武野田線を便利にする方が現実的ですし、坂東市はTXの駅までのアクセスを便利にする方が良いと思います。
Posted by Science_CityScience_City at 2014年03月16日 01:05
>でも、地下鉄8号線って、要は有楽町線なので、東京都心に直接向かわずに亀有~住吉~豊洲と遠回りするので、実用性に乏しいと思うのですけどね…。
>本気で坂東市や野田市は8号線を延ばしてもらうつもりなのでしょうか…。
10年ほど前に国交省から出された計画では「つくばエクスプレスを相殺しないように」とされていますからね。
そもそも、東京メトロ自体、消極的ですから。
っというのも、将来の株式上場を考えれば、借金を少しでも減らしたいので、
乗客数が少ない郊外部での新規路線の建設には消極的であり、
もしやるなら、第三セクター方式や上下分離方式でないとできないといわれており、
地元の相当な負担は避けられない情勢です。
しかも、地磁気観測所の影響で直流はできませんから、いちいち交流に変換しないといけない手間と、
それに対応した車両を建造しなくてはなりませんから・・・
Posted by さーちゃん at 2014年03月13日 14:40
コアラさん、こんにちは!

土浦に飲みに行ったことはないですが、つくばとだいぶ違うんですね。
でも、鉄道を延長するほどではない気が…。
Posted by Science_CityScience_City at 2014年03月13日 02:20
かれんさん、こんにちは!

古河から成田への新交通システムの計画もあったんですね!
需要がどれほどあるのかわかりませんが、夢はありますね。

過去の常陽新聞を調べてみると、土浦市と飯能市を結ぶ「土飯線」なんて計画もあったようです。土浦-水海道-境-久喜-鴻巣-坂戸-飯能というルートだったとか。
圏央道みたいなルートですね。

地下鉄8号線の計画ルートは、もともとつくばエクスプレスのルート案の1つでもあったようです。
Aルートが東京-取手-学園都市
Bルートが東京-守谷-学園都市
Cルートが東京-水海道-学園都市
Dルートが東京-岩井-石下-学園都市
…というルートだったのが、Dルートが早々に落選し、地下鉄8号線に乗り換えたという話がこれも過去の常陽新聞の記事に載っていました。

でも、地下鉄8号線って、要は有楽町線なので、東京都心に直接向かわずに亀有~住吉~豊洲と遠回りするので、実用性に乏しいと思うのですけどね…。
本気で坂東市や野田市は8号線を延ばしてもらうつもりなのでしょうか…。
Posted by Science_CityScience_City at 2014年03月13日 02:18
土浦駅前は飲み屋さんとか夜の歓楽街がつくばよりも充実しているので、TXが土浦まで繋がれば遊びの範囲も広がって楽しめそうです‼︎
Posted by コアラ at 2014年03月12日 19:27
新交通システムといえば、確か、古河から八千代、下妻、つくばを通って、先は成田に抜ける新交通システムの計画がありました。
計画自体は許可もおりて良いところまで行ったと思うのですが、最終的にお蔵入りしてしまいましたね。
で、現在盛り上がって来ているのが、地下鉄8号線の茨城への延伸計画でしょうか。
TXの開業で、つくば市は同盟会から脱退してしまったようなので、つくば市方面への延伸は難しいでしょうが、
実現したら茨城県南、県西地域もそれなりに盛り上がるかもしれませんよね。
もちろん、採算面は別問題ですが。
Posted by かれん at 2014年03月12日 08:56
コメントはしばらく承認制にさせていただきます。落ち着いたら承認なしにしたいと思っていますが…
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